Asuka's Blog

ゼミ・インターン・大学生活の記録。

アプリの企画と提案を通して経験できたこと

こんにちは。
3日間のインターンに参加してきました。

   株式会社PIVOT様はIT分野において、特に使う人の視点に重きを置きモノづくりをしているIT企業です。実は募集条件が20年卒だったのですが無理を承知でメールしたところ、こころよく受け入れてくださり貴重な体験をさせていただきました。

 

   今回の課題テーマは「通勤通学時の電車の快適性をあげるには?」ということで、まずはじめにインターン生に学んでほしいこととして3つあげられました。

①ユーザーのことを知る=顧客を知る

②日常で起きているユーザー体験(良い/悪い)に気づく  =事象を観察する

③(発展)どうなったら現状より良くなるのか考える    =課題を発見し、解決策の仮説を立てる

このことを意識しながら活動しました。

   スケジュールはまず1日目に様々な手法を用いてユーザーが本質的に求めているものは何か考え、2日目は具体的にどういう機能にするか決定し、さらにデザインに落とし込み、3日目は残りのデザイン完成と10分間のプレゼンをしました。

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   そして私のチームは「通勤通学時の情報取得が困難な時の不安感を持つ時間の問題」をいかにして充実なものに変えることができるのか提案しました。

電車内では遅延や運休・混雑状況など不可抗力なトラブルに対し不安な気持ちを持ち易く、また人と接触し続けるなか情報を得ようとモニターを見ようとしたり、騒音の中聞こえにくい駅員さんのアナウンスに耳を傾けようとしてとても疲れてしまいます。

 

その解決策としてイヤフォン・ヘッドフォンから運行状況を聞き正確に把握できるアプリケーション開発です。このことにより出来てしまった余分な時間を音楽を聞いたままだったり、本を読んだり、メールチェックなどを情報収集にあてるのではなく充実な時間へ変えられます。

 

企業側のベネフィットはこのアプリに集まった情報を企業へ売ること(to B)で得ることができます。どんなユーザーがどう移動しがちなのか傾向を掴み、駅周辺のお店の商品や展開方法などよりユーザーに寄り添ったサービスが提供されます。

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以上のプレゼンに社員の方々からフィードバックをいただきました。
・取締役:共通の宿題を出していたが集まったものが人間観察や駅の利用混雑のヒートマップ、インタビューという全く違う観点からのもので、もともとの情報量が多い。にも関わらずアプリはとてもシンプルという流れがよかった。
・ディレクター:イヤフォンのマイク(ボイスUI)と組み合わせてよりユーザーが画面をタッチする回数が減らせる。→スマートスピーカーと同じ分類
                             現実的なコスト回収方法

・エンジニア:とてもシンプルで導線もきちんと筋が通っている。無理・無駄な動作がほとんどないと思う。

・デザイナー:デザインをほとんど無くし機能重視のため少し個人的には寂しいがもしあったら使いたい。

 

内省点
・すぐにアウトプットする
・担当に分け進める or みんなでするか 最初に決め時間管理を怠らない
・メンバーのアイデアを重ねてみる
・気配り、声かけをし共有する
・報告大切!だろうはだめ
・考えてまとめたあとどうなるか、先を考える
・企業の都合や社会ルール、勝ちパターンを持ちすぎると自分の枠組みから脱することができない

 

   話し合いの中何度か行き詰まってしまう時がありました。そんな時メンバーの1人が「ペルソナって…」と言いました。
その言葉をきっかけに「あっそういえば私たちが解決すべき問題に直面しているユーザーが本当はこうしたいことってああだったよね」とそれから何度もグループとしての軸を見つめなおし、ペルソナの重要性に気づきました。


またこれまでこのようなワークは友人間だったので、会って間もない初対面同士での意思疎通はとても難しく、ことば選びに悩みました。
全部は無理だとしても、なるべくそのまま自分の意図をだいたい70%くらいは伝わるように、どういう表現がいいのか単語の意味など正しく相手に伝わる工夫をしました。

 

   最後にfigmaを用いて実機テストを初めてした時、本当に自分たちが1から作っているものが手元に存在し、それが画面をタッチする事できちんと動いていく、 人々の不満のひとつが無くなるかもしれないきっかけが作れたことにとてもドキドキしました。

また他に3チームあり、それぞれの注目点の違いや表現の違いで全く異なるアプリができました。そこからも学ぶことがたくさんありました。エンジニアの方から直接インタラクションの指導を受けたのも考え方の幅が広がったと思います。

これからも文系だからと範囲を狭めることなく、興味を持ったらさまざまなところに行っていきたいと思います。

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以上です。